国内繊維産業100周年を迎えるにあたり、工業省(Kemenperin)と通信情報省(Kominfo)は、「インドネシア繊維産業の100年の歩み」をテーマとした政府広報調整機関(Bakohumas)テーマ別フォーラムを開催しました。この催しは、繊維産業の業績と経済における役割、そして競争力と生産性を維持するために工業省が講じている政策について、政府の広報担当者に情報を伝えることを目的としています。
「国内の繊維産業は、植民地時代からデジタル時代まで長い道のりを歩んできました。工業省は、国内繊維産業が世界市場のトレンドに沿って発展し続けるよう、競争力と生産性を高めるさまざまな政策とプログラムを実施しています」と、工業省のドディ・ウィドド事務次官は7月29日(金)、バンドンでのBakohumasテーマ別フォーラムで述べました。
2021年、繊維・繊維製品(TPT)産業は12.45%(前年比)と大きく成長しました。TPT産業の輸出も好調で、2021年は前年同期比12.45%と大きく増加しました。「2022年第1四半期のTPT産業への投資も6.4%増加しました」とドディ事務次官は説明しました。
製造業の成長への寄与と、労働集約型で輸出志向の分野として人々の暮らしに与える影響を踏まえ、工業省はTPT産業を、食品・飲料、化学、自動車、電子、医薬品、医療機器の各産業とともに、Making Indonesia 4.0ロードマップの7つの優先産業の一つに位置付けています。
インダストリー4.0の技術を導入することで、TPT産業は変化するニーズとトレンドに合わせて製品を開発できるようになります。その中には、航空、医療(バイオメディカル)、自動車、農業、建設など他の分野が必要とする機能性アパレルやテクニカル・テキスタイルの市場ニーズへの対応も含まれます。
TPT産業の競争力を高めるため、工業省は、35%の輸入代替、原材料の調達を容易にするインセンティブの付与、TPT産業へのインダストリー4.0の導入、繊維の川上産業と繊維原料産業向けの天然ガス価格の引き下げ、TPT製品の輸入管理と貿易救済措置の適用などのプログラムを定めています。「工業省はまた、TPT産業の発展を支える国産品利用促進(P3DN)政策と産業人材の能力向上の政策も策定しています」と述べました。
インドネシアの近代繊維産業は、1922年のバンドン繊維研究所(Textiel Inrichting Bandoeng)(TIB)の設立に始まり、2022年に1世紀、100年を迎えました。TIBは、バンドンにある工業省の産業サービス機関、繊維産業標準化・サービスセンター(BBSPJIT)の前身であり、現在のバンドン繊維技術高等専門学校(Politeknik STTT Bandung)であるインドネシア最古の繊維職業教育機関も生み出しました。
TPT産業のための熟練した有能な人材を育成するため、工業省はPoliteknik STTTを通じて、応用修士(S2)課程までの職業教育を提供しています。これはインドネシア初の繊維修士課程であり、インドネシアの繊維産業の発展に貢献し、先端繊維、すなわちスマート・テキスタイルの学術の発展に役立つことが期待されています。これは、2035年までに繊維・繊維製品分野で卓越した、世界的な競争力を持つ産業職業教育機関になるというPoliteknik STTTのビジョンに沿ったものです。
