国内製造業の生産性は依然として好調な動きを示しています。多くの生産者が、特に国内市場での新規需要に後押しされて生産を増やしています。これはS&P Globalが公表したデータとも一致しており、インドネシア製造業購買担当者景気指数(PMI)は2024年2月も52.7と拡大局面にあります。
「世界の経済・政治情勢が不安定ななかでも、高い自信を持って見事に事業を続けているインドネシアの製造業者を高く評価しています」と、アグス・グミワン・カルタサスミタ工業大臣は3月1日(金)、ジャカルタで述べました。
大臣は、日本や英国などの先進国が景気後退に陥っていても、国の経済は依然としてかなり強靭だと楽観しています。経済の強さは、国のGDPに最も大きく貢献している製造業の好調な業績と軌を一にしています。「そのため、戦略的な政策を通じて製造業の業績を高めることにさらに注意を払う必要があります」と述べました。
アグス大臣が提案した重要な政策の一つは、特定天然ガス価格(HGBT)をより広い産業部門が利用できるようにすることです。大臣によると、100万英国熱量単位(MMBtu)あたり6米ドルのHGBTは、現在7つの産業分野にしか適用されていません。
「私たちの省では誰一人取り残しません。すべてを提案しています。そもそもなぜ7つなのか。それは当初の戦略でした。しかし基本的に、工業省は7分野だけでなく、すべての産業を所管しているのです」と述べました。
7分野とは、肥料、石油化学、オレオケミカル、鉄鋼、セラミック、ガラス、ゴム手袋の各産業です。そのためアグス大臣は、すべての産業分野が競争力のあるガス価格を得られるよう求めています。
生産工程で原料や補助としてガスを必要とする産業サブセクターは24あります。「私たちが望んでいるのは拡大であり、ガス価格は工業製品の競争力と高い付加価値の鍵だからです」と強調しました。
さらに、安価なガス価格政策は、特に産業部門への国内外の投資を呼び込む手段となります。「そのため、国民経済に大きな波及効果をもたらすHGBT政策の継続は重要だと考えています」と付け加えました。
これらの戦略的政策が適切かつ的確に実施されれば、国内製造業の業績はさらに輝くと大臣は確信しています。これは2024年2月の産業信頼感指数(IKI)にも表れており、52.56と2024年1月から0.21ポイント上昇しました。
2014〜2022年のインドネシアの製造業GDPの平均成長率は3.44%で、世界やOECDの成長率を上回り(世界銀行データ)、寄与は19.9%に達しました。また、2021年のインドネシアの製造業付加価値(MVA)は2,880億米ドル(国連統計部データ)に達し、インドネシアが世界有数の製造業大国の一つであることを示しています。
2023年、非石油・ガス工業製品の輸出はインドネシアの輸出額の72.24%を占めました。さらに、産業部門への投資実績は10年間で3,031兆8,500億ルピアを突破し、製造業が現在の世界的な景気後退のなかでも強いことを示しています。投資の増加に伴い雇用も増え続け、現在の産業部門の労働者は1,929万人と、2014年から23.5%増加しています。
「これらの指標は、30か月連続で拡大を続ける製造業PMIと一致しており、製造業が成長を続け、脱工業化していないことを示しています」と大臣は強調しました。
2024年2月のインドネシア製造業PMIについて、S&P Global Market Intelligenceのエコノミクス・アソシエイト・ディレクター、ジンイー・パン氏は、インドネシア製造業の事業環境は年初から改善を続けており、堅調な国内需要が新規受注と生産高の伸びを支えていると述べました。
「全体として、2月のインドネシアの製造企業の景況感は改善しており、新規受注などの先行指標と一致していることから、短期的に生産高は拡大を続けると見られます」と述べました。
2月のインドネシア製造業PMIは30か月連続の拡大となりました。2024年2月のPMIは、中国(50.9)、ドイツ(42.3)、日本(47.2)、英国(47.1)、米国(51.5)、マレーシア(49.5)、ミャンマー(46.7)、フィリピン(51.0)、台湾(48.6)、タイ(45.3)、ベトナム(50.4)を上回りました。
出典:インドネシア共和国工業省プレスリリース
